偽物?本物?開運!なんでも鑑定団「曜変天目茶碗」の真相

   2017/03/01


茶道が好きですので、曜変天目茶碗には興味があり
何度か美術館への展示を見にいったことがあります。

美しいものです。

なんでも鑑定団 曜変天目茶碗の国宝級の発見の真相!

という記事を読み、いったいどういう経緯のものなのだろうかと
色々と記事を読み進めてみました。

なんでも鑑定団 曜変天目茶碗の国宝級の発見

テレビ東京は20日、「開運!なんでも鑑定団」の収録で、世界に3点しかないとされる「曜変天目茶碗」とみられる陶器が、
新たに見つかったと発表し、話題を呼んでいます。

なんでも鑑定団のこの日の放送では、依頼人の曽祖父が
戦国武将・三好長慶の子孫から購入した「曜変天目茶碗」が
鑑定額2,500万円とされました。

鑑定士・中島誠之助は「『開運!なんでも鑑定団』始まって最大の発見と話されています。

曜変天目茶碗とは?

天目茶碗とされる陶磁器の中でも最上級とされる茶碗です。

耀変天目茶碗は、約800年前に中国南部の福建省の建窯で作られ、
世界の陶芸史上最も美しいといわれ、鎌倉時代に中国から交易品として日本に伝わりました。

室町幕府の足利将軍家の宝物について記した巻物には、「この世にこれ以上のものはない」と最高の評価が与えられています。

「耀変」とは「窯変」(ようへん=陶磁器を焼く際、窯の中で予期しない色に変わること)や
「容変」の言葉が当てられておりましたが、その茶碗には黒釉(黒色のうわ薬)の下地に
大小の瑠璃色、虹色の光彩の斑紋(=まだら模様)が見られることから
「星」や「輝く」という意味の「耀」の字が用いられるようになったと言われております。

「天目」の語源については、一般には、
中国浙江省にある天目山の名に由来するとされており、黒いうわ薬のかかった茶碗を一般的に天目と呼んでいます。

現存する曜変天目3つ

現存する曜変天目3つ、すべてが日本国内にあります.

曜変天目茶碗は、南宋時代(12~13世紀)の中国でつくられ、完全な形で残るのは世界に3つとされ
所蔵するのは、大徳寺龍光院(京都市)藤田美術館(大阪市)、静嘉堂文庫美術館です。

茶碗の内側には、漆黒のうわぐすりの中に大小に連なる銀色の斑紋があり
その周りに光彩が現れているため、宇宙に星々が輝くように見えます。

ほんものは本当に美しく見とれてしまいます。

写真は、静嘉堂文庫美術館所蔵の曜変天目茶碗です(ホームページより)

%e3%81%bf%e3%81%95%e3%81%93%ef%bc%91

元々、徳川将軍家の所蔵で徳川家光が病に伏せる春日局に下賜したことから
その子孫である淀藩主稲葉家に伝わりました。
1934年に三菱財閥総帥の岩崎小弥太が入手したのですが、
天下の名器を私如きが使うべきでない」として、生涯使うことはなかったそうです。

なんでも鑑定団で発見された曜変天目茶碗

テレビ東京によると、徳島県のラーメン店経営の男性が番組に鑑定を依頼してきて
大工をしていた男性の曽祖父が、戦国武将・三好長慶の子孫が暮らす屋敷の移築を請け負った際
買い受けた骨董品に交ざっていたそうです。

%e3%81%bf%e3%81%95%e3%81%93

そして、番組内で古美術鑑定家の中島誠之助さんが「曜変天目に間違いない」とし、2500万円の鑑定額をつけました。

偽りのもの?なんでも鑑定団で発見された曜変天目茶碗

偽りのもであるという情報も流れています。

下記情報はhttp://geitsubo.com/blog-entry-25430.htmlからです。

がち ?@gachikibou 4時間4時間前
これまで多くの作家が曜変天目の再現に力を注ぎ、多くは断念した。
しかし、いまだに真摯に再現に向き合う人がいることを私は知っている。
それらの人々の作ったこれまでの茶碗に比べ、今回の茶碗のどこに「曜変」の要素があるのか。



真面目に主張したい。
あの鑑定団の天目茶碗を曜変天目と呼んでよいなら、
MIHO MUSEUMはもちろん虹色の光がかすかにあればすべて曜変天目になってしまう。
曜変天目の特徴である「星」も全くない。
本歌の曜変天目(国内三点、中国に発掘品1点)と比較してどこが曜変と言えるのか

「天目茶碗」としては、真正ではあるのだろう(鑑定額は2500万円だった。
その金額が適正かどうかは正直知識がないし、今はどうでもいい)。
しかし、「曜変天目」か?と言われたら、「否」というしかない。

あの茶碗を現在国宝の三碗と並べてみればわかる。
輝きは異なれど碗内に浮かぶ「星」と、それにまとわりつく光彩、地の黒に潜む美しい瑠璃色が、あの茶碗にあるだろうか?
あれを「曜変天目」というなら、まず定義をはっきりとさせ、MIHO MUSEUMを始め多くの天目茶碗もその名称で呼ぶべきだ。

テレビ東京と中島誠之助氏には「曜変」の定義を明示し、
今回の天目茶碗とほかの茶碗(油滴天目など)の差がどこにあるのか明らかにしてほしい。

そのうえで「曜変天目」と呼び、
それを世間が認めるなら、それはもうそういう用語だと認めよう。そうでない限り、私はあの碗を曜変天目と認めない。

さいごに

私は、お茶碗を見るのが大好きです。
ほんものかどうかなどはよくわかりませんが、
国宝級は専門家の鑑定が必要ですね。

このテレビ番組のなんでも鑑定団の名物鑑定士
中島誠之助氏によって本物と鑑定された曜変天目茶碗ですが、
本物だとすると国宝級の宝物ではないでしょうか?

そう願います。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

この記事へのコメントはこちら

メールアドレスは公開されませんのでご安心ください。
また、* が付いている欄は必須項目となりますので、必ずご記入をお願いします。

内容に問題なければ、下記の「コメント送信」ボタンを押してください。