七草がゆの由来と「七草」の意味 効果効能

   2017/01/09


二宮の吾妻山公園へ息子とドライブに行きましたら、八百屋の軒先に「七草がゆ」セットがありました。

 

七草がゆ、春の七草、そんな季節や言葉にあうと、母を思い出します。

昨年の春に他界した私の母は、高山植物の博士のように詳しくて
山の花を楽しむはとバスのガイドも頼まれたことがあります。

小さいころ「セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ・スズシロ・春の七草」と暗唱して
なんとなく覚えていましたが、ゴギョウ、スズシロとか、良くわからないものがありました。

セリは田んぼでとり、何を入れたかわからないけど
それらしいものを作って頂いていました。

今は、七草粥を食べる風習はややすたれてしまっているようですが
七草がゆの時期になりますと、店先にセットになった七草が見受けられます。

 

さて、若い人では、春の七草がどんな植物なのか知らない、という人もいるでしょう。
古くから続くこの行事は、とても深い意義を持っているのです。

春の七草の由来と七草粥の効果効能についても、改めて確認したいと思います。

七草粥の由来

七草粥を食べる1月7日は
「人日(じんじつ)の節句」という五節句のひとつです。

古来の日本

五節句とは何でしょうか?

1年に5回ある季節の節目の日(節日)を言います。

1月7日(人日)、3月3日(上巳)、5月5日(端午)
 7月7日(七夕)、9月9日(重陽)

古来日本には、雪の間から芽を出した若菜を摘む
「若菜摘み」という風習がありました。

中国の前漢時代

お隣中国では、昔前漢の時代にあなりますが、

元旦は鶏、2日は狗(犬)、3日は猪
4日は羊、5日は牛、6日は馬、7日は人、8日は穀

新年の運勢を見ると共に
占いの対象となるものを大切に扱っていました。

7日の人の日は、
人を大切にする「人日」という節句でした。

中国の唐の時代

中国の唐の時代には、人日の日に七種類の野菜を入れた汁物、
「七種菜羹(ななしゅさいのかん)」を頂き、無病息災祈りました。

日本の平安時代

日本の平安時代になると
中国の風習や行事が伝来しました。

そのころに「若菜摘み」と「七種菜羹」の風習がまざりあい
「七草粥」と変化していきました。

そして、江戸時代になると、幕府が「人日の日」を
「人日の節句」として五節句の1つと定めたわけです。

そうして
「1月7日に七草粥を食べる」ことが社会に広がり定着していったということです。

春の七草の持つ意味と効果

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芹(せり)=競り勝つ

解熱効果や胃を丈夫にする効果、整腸作用、利尿作用、
食欲増進、血圧降下作用など

薺(なずな)=撫でて汚れを除く

別名をぺんぺん草。
利尿作用や解毒作用、止血作用を持ち、
胃腸障害やむくみ

御形(ごぎょう)=仏体

母子草
痰や咳、
のどの痛みに効果

繁縷(はこべら)=反映がはびこる

はこべ。
腹痛薬、胃炎、歯槽膿漏にも効果

仏の座(ほとけのざ)=仏の安座

食欲増進、歯痛にも効果

菘(すずな)=神を呼ぶ鈴

蕪(かぶ)
胃腸を整え、消化を促進。
しもやけやそばかすにも効果。

蘿蔔(すずしろ)=汚れのない清白

大根
風邪予防や美肌効果

さいごに

昔から、無病息災を願うためと言われていますが、
年末からお正月にかけての飲食の激しさから、
疲れた胃を休める為に食べるのではないかというのも、正しいのかもしれませんし
我が家もそういう認識で、いただいておりました。

野菜や果物の不足しがちな冬の季節に不足したビタミンを補い
お正月のご馳走で疲れている胃腸を休めるということでしょう。

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