王塚古墳(福岡桂川町)の装飾古墳は一見価値あり!一般公開とアクセス
王塚古墳(福岡桂川町)の装飾古墳は一見価値ありです。
古墳ガール(やや)の私は、九州の古墳に魅せられています。
大陸からの影響の為か、装飾画が美しいのです。
原色、またデザインの斬新さに目を奪われます。
私が訪問した時は、貸し切り状態でした。
一年に一度、公開される古墳もありますから
是非、次回はそれに合わせての訪問にしようと計画中です。
王塚古墳とは
美しい装飾古墳で有名な(といっても古墳好きのなかでね)王塚古墳。
六世紀中ごろに作られたと考えられる、前方後円墳です。
昭和9年に福岡県嘉穂郡桂川町大字寿命で、採土工事中、偶然発見され
多数の馬具、武器、銅鏡、装飾品、土器類を出土しています。
しかし、残念なことに発見当時に行われていた採土工事により墳丘の半分以上が失われています。
完全に復原すると墳丘は、全長約86m、後円部径約56m、前方部幅約60m、後円部高約9.5mにおよび、
遠賀川流域では最大のものです。
墳丘の構造にも特徴があり、下段は地山の削りだしですが、
上段は黄色土と黒色土を交互に盛って造られています。
これは、性質が違う2種類の土を丁寧に積み重ねることによって土がしまりやすくなることから、
頑丈に造るために古代人が考えた工法と思われます。
王塚古墳最大の特徴は装飾壁画
赤・黄・緑・黒・白で描かれた靫(矢筒)・盾・騎馬・星・双脚輪状文・わらび手文・三角文などの文様が
ところ狭しと配列されています。
その豪華絢爛さは装飾古墳の頂点として昭和27年に国の特別史跡に指定されています。
作業中に一本のツルハシがぽっかりと穴をあけ、悠久の眠りからさめた古墳だなんて、
なんてロマンティック(古墳好きな人間にとって)ですね。
この前方後円墳、のどかな住宅地、公園の近くにあり、、
石室の中、全面に描かれた極彩色の壁画は美しい。
やはり、大陸の影響が強いからでしょう。
九州には、こういった装飾古墳が点在しています。
高松塚などとは違った
ちょっと幾何学的な文様は、ちょっと惹かれますね。
本物は、春と秋に公開されますが、いつでも
王塚古墳館でレプリカはみることができます。
王塚古墳特別公開
王塚古墳は、壁画保存のため春(4月)と秋(10月)の年に2回のみ公開です。
H28年度の日程
平成28年度秋の公開予定日時は、10月15日(土)・16日(日)です。
受付時間は、9:30~16:00
公開は、現地で直接受け付けます。
手順
(1)受付で申請書に住所・氏名を記載。番号の入った見学証を受け取る。
(2)番号を呼ばれたら、入口に座り、館内の説明を聞く。
(3)見学は、最初前室に入り
(4)観察室でガラス越しに石室壁画を見学します。
お問い合せ
お問合せ先:王塚装飾古墳館
〒820-0603
福岡県嘉穂郡桂川町寿命376番地
TEL:0948-65-2900
FAX:0948-65-3313
MAIL:bunkazai@town.keisen.fukuoka.jp
■休館日
毎週月曜日
月曜日が祝日の場合はその翌日
王塚古墳へのアクセス
● 博多駅より福北ゆたか線で約30分
● JR桂川駅下車徒歩10分
博多からのJR福北ゆたか線で、のんびりと向かいます。
ローカル色豊かで旅としても、とっても素敵な時間でした。
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