インドの久美子ハウス(ベナレス=ヴァラナシ)のシャンティさんの訃報

   2017/02/06


「インドから連れてきたんですよ」

散歩中のキョトンとしたポメラニアンをモフモフしていたら
飼い主のご主人が

「この子は、デリー生まれでね。帰国の時に日本に連れてきちゃったんですよ」と
ひょろっと話したんです。

その時にちょっと違和感があって
何で違和感を感じたのかな、と1,2秒考えて
その違和感の正体にすぐに気がついた。

随分前私はひと月インドを巡って
その時に出会った犬たちは、汚くて可愛がられてるとはとても思えなくて
インドにはペットとして犬(動物)を飼うと言う習慣はないよね、と思いこんでいた気がする。

 

ちょっと考え込んだ私の表情をポメラニアンの御主人は不思議そうに見つめていたので
「インドって犬をペットにしますか?私の記憶では、、、」と話しましたら

少数ですけど、富裕層は自宅で犬を飼っているんですよ、とのこと。

そりゃ、そうかもしれませんね。

 

そんなことがキッカケで、ぼんやりと脳内インドモードになっていたところ
昔夢中になって読み込んだ「ゴーゴインド」著者の蔵前仁一さんをfacebookでフォローしていたことから

ガンジス川沿いの街ヴァラナシのゲストハウス
「久美子ハウス」のご主人の訃報を知りました。

 

久美子ハウスのシャンティさんがお亡くなりになったそうだ。
久美子ハウスには思い出は多いが、泊まりに行ったら入り口で僕の様子を見たシャンティさんから
いきなり「あなたダメです」と宿泊を断られたことがあった(^_^;
面接に落ちたわけですね。
そのころ警察の取り締まりがきびしくて、薄汚い旅行者は危ないと思われていたようです。
久美子ハウスではさまざまな旅行者に出会い、いろいろなことを教えてもらった。
世界を旅するバックパッカーがいるということを初めて知ったのもあそこだった。本当に楽しい思い出ばかりだ。
心からご冥福をお祈りします。

とっさに驚いた私ですが、それは、亡くなったことに驚いたのではなくて
今まで生きていたのか、、という驚き。

私が二十歳のころにおじさんだと思ってみていたけれども
かなり若かったのかもしれない。

蔵前仁一さんのfacebookのコメントにもあったけれども
ガンジス川沿いのバックパッカーばかりが集まる格安のゲストハウスなのに

ヒッピーのような恰好をしている人に久美子ハウスのご主人が説教していて
当時同志社大学のマウンテンバイク部?から来ていた
男子でポロシャツと短パンの男子がいて(ちょっと鼻持ちならないヤツだったけど)
その子が「よいお手本」としてこの格好が良いとヒッピーっぽいスタイルの人たちに
説教していたのを思い出した。

私はTシャツにジーパンという普通のスタイルだったので
久美子ハウスでは「合格」の雰囲気だったので
ああ、よかったな、怒られなくてすむかな、と思った記憶があります。


久美子ハウスはキョーレツな思い出があります。

バックパッカー仲間と久美子ハウスの屋上で
星を眺めながら寝転んで朝を迎えたことも。

今思うとあれは怪しいものが入っていたのではないかと思うのですが
バックパッカー仲間とふらふらとヴァラナシの路地を歩いていて
喉が渇いたから道端でジュースを飲もうとなり
ライトかヘビー?と聞かれたので、ライトと答えて飲んだドリンク。

その後、屋上で寝転がってウォークマンで音楽を聴いていたら
ぶっ飛んだ感じがして!

音の感覚が細かい線で感じられて
とても今までにない美しい世界にいって
キラキラと音が溢れ出るような
初めて味わう感じがしたのです。

今思うと、、何かあやいしのが入っていたのかもしれないですね。

まわりの男子たちはケタケタと笑い転げていたし。

そしてその後、激しく下痢になるというとてもインドらしい体験でした。

久美子ハウス滞在している人の中には
世捨て人のように世界を旅して日本に7年帰っていないとか
不思議な人がたくさんいたな、と思う。

私はひとつきで帰ってきたけど
あれ以上インドを旅してしまったら
私も日本社会に戻るのが大変になってしまいそうなくらい

カルチャーショックというか
異次元な雰囲気を存分に味わった。

そんな旅が面白くてたまらなくて、今も私の心の核になっているのかも。

 

旅が大好きなのは今も同じだけれども、

インドのヴァラナシのあの時代の面白さが病みつきになっているのかもしれない。

 

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