京都大原三千院は 有名ですが穴場と言えます
京都大原三千院。。恋に破れた女がひとり。。。という歌、ご存知ですか?
「京都・大原・三千院」
ここは、高貴な人が世俗を離れ、仏の道に入った寺であることから、門跡寺院のひとつです。
バスターミナルから参道、大原女の小径をすすむこと10分。
左手に曲がると右手に門があります。
ここの道には、茶屋がありちょっと三千院を眺めながらお茶をしてもいいかもしれません。
三千院は、延暦7年(788)に最澄が叡山東塔にあった梨の大樹の下に建てたお堂を起源とする寺で
平安時代末から門跡寺院となり、青蓮院、妙法院、曼殊院、毘沙門堂とともに天台宗五箇室門跡の一つとして、
歴代の天台座主を輩出してきた名刹です。
貞観2年(860)に清和天皇の命で滋賀の坂本に移転し、ついで御所のそばに移ったことから梶井門跡、梨木門跡とも呼ばれますが
大原に移転したのは応仁の乱の終結後の事です。
大原は、慈覚大師円仁が唐からもたらした声明道場として魚山大原寺を開いて以来
人々が隠棲の地として集った天台仏教の中心地のひとつです。
有清園・聚碧園と名づけられたふたつの庭園があり、苔が美しい有清園が大好きです。
ここには福寿延命のご利益があるという「金色水」が湧いています。
桜も見事ですが、晩秋の紅葉も最高なんです。
どの季節も、苔が美しい。
お花は桜だけではありません。
どこへ行っても、スミレにシャクナゲにカタクリの花。
三千院有名ですから、観光客はいましたが、市内の歩くのも大変な観光スポットと比べると
どの季節に訪れても、美しさと静けさと満たしてくれるのです。
恋に破れた女がひとり、、という曲は、本当にぴったりな寺院かと思います。
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