京都大原の穴場 実光院 贅沢な時間
大原といえば、三千院と寂光院が有名です。
大原の中で、多くの方が訪れる京都の名所のひとつといえます。
その大原三千院の奥まったところにひっそりとたたずむ寺院があります。
実光院、落ち着いた庭園の中に秋から春にかけて咲く不断桜が見られますが
ここもまた、誰も訪れておりませんでしたので
独占でした。
御抹茶をいただく事も出来ます。
誰もいない中、静かに庭園を眺めながら、桜のお茶碗で頂きます。
何とも言えない思いが湧き出てきまして、思わず涙ぐんでしまいました。
悲しいとか、寂しいとか、感動とか、そのような感情ではなくて
ただただ、涙こぼるる。。という感じでしょうか。
美しい時間を感じることが出来たのです。
実光院は、すぐそばにある勝林院の子院として建立されました。
勝林院は、仏教音楽である声明を伝承するために平安時代の中期に建立された寺院で
子院である実光院、宝泉院を含めて天台声明の根本道場として知られています。
庭園にある池や、庭園の借景となっている遠くの山
庭園内にある柿の木など様々なものと組み合わせて、移動しながらみていると
時折、お気に入りの景色を見つけられます。
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お花も色々な種類があり、心なごみます。
実光院がある三千院の奥には、座敷から眺める美しい竹林の風景が額縁の絵のように見える宝泉院などの名刹もありますが
時間が足りなくて、行けませんでした。
昼からの大原でしたが、朝からたっぷりと時間を取って大原をゆっくり散策してみようと思いました。
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