読書のススメ 8月

   2016/09/19


「コンビニ人間」村田紗耶香著

 

芥川賞受賞ということで手に取ることは珍しいのですが、大学生の息子が面白い、と言っていたので手に取ってみましたら、一気に読んでしまいました。あちこちで、「コンビニ人間」についての感想が書かれていますが、 私には「異物は削除される」というところが非常に心に残りました。「正常な人間の気持ち悪さ」「正常でないと思う人の本質」など、実際の世界、人間の本質などをうまく描いている気がします。

大村智「2億人を病魔から守った科学者」馬場錬成著

ノーベル賞受賞の大村先生は、山梨の農家の長男として生まれて夜間高校の教師になりました。
油で汚れた手をした生徒が一生懸命勉強している姿をみて、自分も頑張らねばならないと一年発起して研究者になったそうです。
自分の作った薬が世界中の人の病気を治す、偉大な大村先生ですが、お人柄は、豪快で痛快、爽快で人に愛される素晴らしい人物のようです。
研究に経営だけでなく、スポーツに絵画にスーパーマンかと思いました。
この著者の馬場錬成先生の取材の力、構成と文章により、素晴らしい本となったように思います。

「寄席の人たち」秋山真志著

この本は、寄席に関しての疑問に対して、痒いところに手が届くような本でした。
寄席は、まずは寄席を運営する席亭、お囃子、寄席文字の書家、また、色物である紙切り
漫才や漫談、太神楽、手品、、、落語以外の様々な色物があり、その人たちすべての人たちで出来上がっています。
著者の秋山真志さんによる長時間のインタビューがなされ、まとめられた本を読んでいると、
登場人物たちが、直接、語りかけてくるようなのです。
著者の秋山真志さんは、この取材はとても面白かったのではないかと思うと同時に、取材られた皆さまも
とても嬉しかったのではないかと思います。

田中角栄氏のまわりの重要な女性たちの本。

田中角栄のまわりの女性たちと言えば、勿論、真紀子さんの母ハナさん
田中角栄と二人三脚で歩んだ女性「越山会の女王」の佐藤昭さん
神楽坂の芸者の辻さんがすぐに浮かびます。それぞれが、田中角栄の子供を産み育てている女性たちですが
どの女性たちも愛情の深さにはかわりがありません。田中角栄は、みなを愛し、その子供たちを溺愛していたようです。
興味深かったです。

「総理」山口 敬之著

一読の価値あり、面白いです。著者は、元TBS局員のジャーナリストです。
安部総理からは、「山ちゃん」と呼ばれるほどに親しくしていて、どこまで中立性を保って書けているのか疑問はもちろんありますが
中立性がなくとも、内情がよくわかり、非常に面白いドキュメンタリー本でした。

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