ノーベル賞受賞は?山中伸弥教授が予測2016年は本庶佑/遠藤章教授か?
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ことしもノーベル賞の季節となりました。
2015のノーベル賞受賞は盛り上がりました。
物理学賞は、梶田隆章さん ニュートリノには重さがあるということを発見
医学生理学賞では、大村智さんが感染症の研究続け、
アフリカの失明などする風土病を撲滅したということで受賞しました。
実は、大村智さんの本の著者とご一緒する機会があり
ノーベルチョコレートを頂いて、いまも大切に飾ってあります。
さて、2016年のノーベル賞受賞、日本人は受賞されるでしょうか?
京都大学の山中伸弥教授の予測をテレビでやっていました。
本庶佑 先端医療振興財団理事長(73)オプシーボの発見
本庶佑(74歳) 京都大学
山中伸弥教授が、未だにお会いすると最敬礼をしたくなるというほどの
医学会でのカリスマ的存在なのだそうです。
オプシーボとは
新たな抗がん剤であるオプシーボを生み出したのが、本庶佑さんです。
従来の抗がん剤は、抗がん剤そのものが、癌をやっつけるタイプのものです。
癌そのものをやっつけるのではなく、オプシーボは薬なのですが
免疫細胞が癌細胞と闘ってくれるようにする薬がオプシーボなのです。
プラシーボひとつで、様々な癌に適応出来るわけですから、大変は発見です。
「がんが不治の病でなくなるのは数年後。遅くても10年以内にはそうなる」
本庶佑さんはこう予言されていましたが、実際このオプシーボ治療薬のおかげで手術もできない末期がん患者の生存率があがった実例がいくつも確認されたほか、がん細胞が消失する「寛解」の患者すら現れたのだそうです。
オプシーボが発見されたきっかけ
1992年に大学院生が、気が付き提案してくれたそうで
偶然見つかった物質であり、免疫細胞を無力化することがわかるものだったそうです。
本庶佑先生は、拾った石ころがダイアモンドだった、と話されているようですが
この事に気がついたことが素晴らしいものです。
遠藤章 スタチン
すでに2008年のノーベル賞登竜門ラスカー賞受賞を受賞されています。
山中伸弥教授は、本当にすごい奇跡の薬を発見された人と話されています。
スタチンを開発
遠藤章さんは、心臓病の心筋梗塞や脳梗塞の原因となる動脈硬化のペニシリンとも言える
スタチンを開発しました。
スタチンは、いままで、本当にたくさんの命を救っており、今もなお、
世界で毎日4000万人が使ってる薬品です。
スタチンとは?
動脈硬化というのは、血中のコレストロールが関係しています。
コレストロールというと悪いイメージがありますが、人間には一定量は必要なのだそうです。
そしてそのコレストロールの供給源は、食べ物から摂取する方法と肝臓で作られる2つあります。
通常この2つでバランスをとるとちょうど良いようにできていますが、年をとってくると
食べ物で摂取するだけで十分なのに、肝臓が余分に作ってしまうことがあります。
そこで、遠藤章さんは、
スタチンが肝臓に働きかけて、コレストロルの生産を抑えてくれる、これの開発をされたのだそうです。
その他の候補者
花粉症や食物などのアレルギー原因物質を発見
坂口志文さん
免疫が暴走しないように抑える細胞を発見
森和利さん
たんぱく質の異常を修復 分解する機能を発見
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