韓国人留学生は、夢を手に入れた。
昨日は、我が家に3年間ホームステイをしていた韓国のジヨンと息子、友達が集まって楽しく過ごしたようです。
息子にとっては「姉」のような存在となり、息子は人に説明するときに「韓国人の姉」と言っています。
そのくらい楽しく過ごし、サポートもしあい、いつもいつもリビングで勉強やパソコンをしていました。
ジヨンと息子がいると、家の中のテンション、笑いの温度レベルがちょっと上昇します。
そんな、とても良い子です。
留学生の来日の目的
彼女が、日本に来た理由は、自分の夢をつかむ為でした。
絶対に入りたいデザイン関係の会社が日本にあり、その会社へ入社するには、「日本の芸大」に入ることが近道と知り
芸大大学院で勉強するために来日しました。
そして、芸大に入るため、まず日本語学校に通う必要がありました。
その時の日本語学校の校長から「とても良い留学生がいるので、ぜひ、預かってほしい」と頼まれました。
芸大大学院を受け、一次合格!
そして、このまま二次突破へ!!とすすみましたが、まさかの不合格。
泣きました。静かに泣きました。
私も非常に悲しかった。
そして、また一年頑張りました。
滑り止めなど受けず、ただただ、芸大だけを目指して頑張りました。
二年目、とうとう芸大大学院に合格!
このとき、ジヨンが電話をかけてきたのですが、大声で泣きすぎて合格なのかどうか、わからないくらいに泣いていました。
ただ、わざわざ電話をかけてくるということは、合格なのです!
私も一緒に泣きました。
電話の向こう側と、こちらで泣きました。
大泣き、
うれしくてうれしくて、私も、2時間、泣きっぱなし。
ジヨンは、何度も合格者発表掲示板を見すぎて、これが夢か現実かわからなくなってしまったと
掲示板の写メを送ってきて「お母さん、本当に合格かわからなくなってしまって、お母さん見てください」と。
何度みても、間違いなく合格でした。
卒業
そして、ともに生活をしながらの2年の月日が流れ、、芸大大学院を卒業しました。
大学でもよい友達がたくさん、素晴らしい時間を過ごしていました。
仕事のほうは、最初、入りたかったデザイン会社へアプローチするものの、過去に外国人を採用したことがないという理由で
採用を断られました。
その会社にアルバイトで入っていたので、そのまま採用してくれることになったのですが
急に、外人はかつて採用した事がない、ということで、切られてしまったのです。
ところが実力のあるジヨン、デザイン会社は、社内の環境を変えて
彼女を採用する流れにしてくれたのです。
彼女の人柄と、実力です。
第一線で活躍
今は、自分が入りたい会社に入社して、今第一線で活躍しているわけです。
そして、数年前にジヨンと話をしたこと、思い出しました。
大学院受験の山場が近くなって来た時に
「おかあさん、私のこれからの未来で、一番よいストーリーは・・・」
大学院に合格して、入学式10日前に韓国から両親が来日して、東京近辺を旅して
どうしても入りたいデザインの会社に入って活躍して。。。
これ、今、振り返ったらすべて実現しています!
凄いですね。
つかみたいものが明確で、そこに向かって頑張る留学生
ホストマザー冥利に尽きます。
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