自分の親に経管栄養をするか迷う。経管栄養とは?

   2017/02/02


自分お母の経管栄養をするかしないか、また、介護の事では、迷いに迷いました。

迷っている時間等ないのかもしれないくらいに、経管栄養をするかしない、早急な決断を要する状態になっていました。

幸い、兄が介護分野の仕事を経営しているので、兄も兄嫁も経管栄養について非常に詳しく
いろいろ病院や施設への調べや相談をしてくれているので助かり、普通の何も知らない人よりは良いのですが
どこかで、決断をしなければならない、と苦しみました。

大切な、私たちの母の事ですから。
私たちを生んでくれて育ててくれた、大好きな母の終末期を大切に一番母の尊厳を尊重したいと思いましたから。

世の中の多くの人たちも、同じように迷い苦しみ決断をしているのでしょうけれども
経管栄養とは?と知識が全くない場合、医師に勧められたらそのままするのではないでしょうか?

経管栄養とは、何でしょうか?

経管栄養とは、文字の通り、管を介して、栄養や水分を補給する方法をいいます。
口からの栄養の摂取が長時間出来ない場合や、栄養が不十分な場合に実施されます。
経口摂取が困難あるいは出来ないケースとしては、意識レベルの低下、嚥下困難、気管切開をされている方、
人工呼吸器を装着されている方、認知症、全身状態が悪化している場合など様々な原因から必要となれば
施されます。

ある介護士のブログを読むと「現場の人間からみると、経管栄養は、延命措置のようなもの」と思うと書かれています。

自分の親へ経管栄養をするか?

母の病状

我が家の場合、転倒骨折し手術をした母ですが
寝たきり状態の入院と、母の食べる力、飲み込む力の急速な衰えから
「経管栄養」の話が急に出てきました。

医師から、母は口から栄養をとれなくなってきていて、体の栄養が不足してしまい
このままでは衰弱していってしまうので、早く経管栄養をしないと命が危ないと言われました。

母の場合は、その2週間前には、お寿司を1人前食べるということが出来ました。
経管栄養をしてしまうと、食事がさらに摂りにくくなり、自力で口から食べることが
全くできなくなることが心配されました。
しかしながら、口から食べにくくなっていて、栄養が足りないというのです。

今栄養が足りない。
しかし、今経管栄養にしてしまうと、自分で食べる力はさらになくなる。
自力で食べる力を優先するには、食べるための訓練が必要。
さて、どうしたものか。

私の母の場合、骨折から暫く寝たきりであり、立ち上がりリハビリをしなければなりません。

しかしながら、食べる事、飲み込むことが困難になり、栄養失調状態であり
力をつけるためにも「経管栄養」(鼻から管をいれて胃の中へ栄養を入れる)をしたらどうかといいます。

入院先は、救急を扱う総合病院であり、リハビリ専門の介護施設ではありませんから
介護士や看護士が、食事のたびにつきっきりで母の食事の訓練をする訳にもいきません。

選択肢

では、子供たちが付き添いをしたらどうか、となりますが
みな、仕事を持ち、かつ、遠い場所に離れて住んでいますので困難です。
どうしたら良いか。

■1週間だけ「経管栄養」を摂取し、力をつけたところで、取りやめる。
(しかし、その間、さらに飲み込む力が衰退する可能性が高い)
■よって、その間も、自分の口からの食事や飲むことを訓練し、衰えを回復される。
■起き上がり、あるくリハビリをする。
■24時間介護の充実した介護施設に移動する

もともとお世話になっていた「居住型」の施設よりも
当然のことながら、24時間しっかり目を行き届かせてくれる施設の方が
高額であること、それを母の年金では不足するなかで
子ども達が、いかに負担をしているか、という経済的な問題も出てきます。

選択しなかった母への経管栄養

母が一番幸せなのは、どの選択だろうか。
先日まで、自分で飲み食いしていたので、どうにかならないか。

このような中、我々家族は何度も母の看病をしながら考えました。
そして、結論は、

「口から物が食べられなくなる時が母の人生の終了!!」との考え方を選択し医師に告げ、
食べる訓練をしてくれる、嚥下訓練をしてくれる、また経管栄養になっても点滴でも栄養を補給できるような、
そんな受け入れ先を探し始めました。必死で探しました。

介護付き有料老人ホームも胃ろうの方を受け入れられても、普通、
液体摂取(ストローで水を飲む)が出来ない人は受け入れてもらえないのが通例です。手間がかかり、リスクも多いからです。
幸いにも24時間看護の自宅近くのクリニック併設の「サービス付高齢者向け住宅」さんが快く受け入れてくれることとなり、
母の嚥下訓練がはじまりました。

病院では食べられなかったものが、食べられるようになり、点滴も使わずに過ごせるようになったのです。

何が良いかを判断するのは、特に入院中は医師の意見もありますから、難しいですね。
しかし、何が一番いいのか、知識を得て、人としてどうするのが一番いいのか、考えて決めていきたいです。

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